ESTPはどんなリーダータイプ?
ESTPはMBTIの中で「起業家型(Entrepreneur)」と呼ばれ、行動力・観察力・現場感覚に優れた実践型リーダーです。
細かい理屈よりも、まず「動く」「試す」「結果を見る」という姿勢で、停滞しているチームを一気に前進させます。
指導や計画より“今この場をどう動かすか”に集中するタイプで、危機対応・現場判断・即断即決が求められる場面では圧倒的な存在感を発揮します。

ESTPのリーダーシップの特徴
- 現場を見て、すぐに動く「即応型」スタイル
- 状況判断と決断力が早く、迷いが少ない
- 現実的で実行可能な方法を重視する
- 明るくフレンドリーで、人とすぐに打ち解ける
ESTPは、スピード感と実行力で勝負するリーダー。
「とにかくやってみる」「現場の空気を読む」力に優れています。
ESTPの強み:即断即決でチームを動かす
1. 判断が早く、現場で動ける
ESTPは迷って立ち止まるよりも、まずは“やってみる”ことで答えを見つけようとします。
変化の多い職場や、スピーディーな対応が求められる現場で特に強みを発揮します。
2. 実用的で無駄のない指示ができる
理論や理想よりも、実際にできることを重視するため、現実的で実践的なリーダーシップがとれます。
3. チームの雰囲気を明るく保てる
フットワークが軽く、人付き合いも得意なESTPは、職場に明るさや活気をもたらします。
人を惹きつけ、巻き込む力も備えています。
ESTPの弱み:先走りと感情配慮の薄さに注意
- 計画性に欠け、勢いだけで進んでしまうことがある
- 感情面のフォローが薄く、相手の本音を見落としがち
- 自分の考えを押しつけすぎると反発を生む
スピードや決断力が裏目に出ると、「雑」「強引」と思われることも。
部下の感情やチームの空気感を無視して進めすぎないよう、配慮が必要です。
ESTPのためのセルフマネジメント術
1. 「立ち止まる時間」を意識的につくる
行動が早いことは長所ですが、時には一歩引いて全体を見直す時間も必要です。
「少し考える」を習慣にすると、より安定感のあるリーダーになれます。
2. 部下の気持ちを“観察”する
言葉にしない不満や不安を見逃さないよう、表情・雰囲気・小さな変化に目を配ることが大切です。
3. “やりっぱなし”を防ぐルールをもつ
行動は早くても、その後のフォローを忘れがちなのがESTPの傾向。
進捗管理や振り返りの仕組みをチーム内で共有しておくと安心です。
ESTPが活躍するリーダー像・向いている仕事
- イベント運営や営業など即対応が求められる業務
- 現場判断・危機対応・新規立ち上げが多い管理職
- 成果主義やスピード重視のプロジェクトリーダー
「動いて、見て、決める」ことに特化したESTPは、変化の激しい現場や改革の推進役として抜群の適性を持ちます。
ESTPは「現場を突破する行動型リーダー」
ESTPのリーダーシップは、スピードと行動力に支えられた“実行の力”。
思考や理論より、現場での判断や体感を重視するスタイルは、特に即応性が求められる組織にとって心強い存在です。
一方で、他者の感情や全体計画への配慮を意識することで、勢いだけでなく“信頼される実行型リーダー”へと成長できます。
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