メンタルヘルス・マネジメント検定は、職場や生活におけるメンタルヘルスの重要性を学び、実践的に活用するための資格です。
この試験に合格するためには、効率的な学習計画と実践的な知識の習得が鍵となります。この記事では、初心者から試験合格を目指す方に向けて、具体的な勉強方法をご紹介します。
1. 試験の概要を理解する
まずは試験内容を把握することが重要です。検定には以下の3つの区分があり、目的や対象が異なります。
- Ⅰ種(マスターコース): メンタルヘルスの管理責任者向け
- Ⅱ種(ラインケアコース): 管理職向け
- Ⅲ種(セルフケアコース): 一般社員向け
公式テキストや試験要項を確認し、自分が受験する区分の範囲を明確にしましょう。
部署の管理だけであればⅡ種のラインケアコースまでの取得で十分ではないかと思います。
私は医療職で、上司が取得したことをきっかけに受験しましたが、上司もⅡ種までにしています。
過去問題集やテキストの初めに出題傾向などが書かれているので、チェックしているとどこを重点的に勉強していけば良いのかがわかります。
2.勉強の流れ
私のは以下の流れで勉強を行いました。
公式の問題集があるので、とにかく解きます。
問題を解くことで以下のポイントを押さえることができます。
序盤の法律や制度の問題は記憶する必要があるので、後回しの方がおすすめです。
まずはメンタルヘルスについて理解を深めていった方が効率よく学べるのではないかと思います。
問題の答えは公式テキストに載っていますので、確認しておきます。前後の文章やその章を読んでみて問題の雰囲気を掴みます。
これにつきます。
昼休みの5~10分でもやっているといつの間にか何周も勉強できているものです。
3.オススメな過去問の解き方
あまり記憶が得意ではない私が問題集を解くときはこういう方法で勉強しています。
1周目:仕分け作業
1周目はほとんど何もわかっていない状況です。
ですが、意外と知っている問題もあったりします。
ですので、問題を解く時に各問いに対して以下の仕分けを行います。
わかる、自信ある:○
なんとなくわかるけど自信ない:△
全くわからない:×
公式テキストでの答え合わせの時にそれが正しかったのか、誤っていないかを把握することで、得意・不得意の傾向を把握します。
2周目〜:公式テキストを読み進める
問題集の解説を読みつつ、公式テキストでもより深く読み進めるようにします。
試験ではしっかりと読んでいたら解ける問題もあったので、各章を読み進んでいく中でぼんやりとしたものをはっきりさせていきます。
慣れてきたら:時間制限を設ける
勉強を行う時間が限定されている中でも集中して取り組みたいのであれば、「時間制限」がオススメです。
実際の試験時間は2時間なので、集中力が求められます。
慣れてきたら初めは10分でもいいので、集中する時間を設けると良いでしょう。
4. 学習スケジュールはコツコツと
計画的に学習を進めることが合格への近道です。
試験日から逆算し、学習スケジュールを作成しましょう。
色々なスケジュールの立て方がありますが、管理職として働いていると様々な案件でスケジュールが変わったり、ストレスで疲れてしまうのではないでしょうか。
ですので、余裕を持ってコツコツと勉強することをオススメします。
私は朝仕事前の10分、昼休みの10分は勉強時間と決めて、夜は疲れていなかったら1~2時間はしていました。
もちろん朝でも昼でも疲れていたら休息優先して自分のメンタルヘルスを保つように心がけていました。
5.暗記だけでなく理解を重視する
メンタルヘルスに関する知識は、実務や日常生活でも役立ちます。
単なる暗記ではなく、「なぜそうなるのか」を意識して学ぶことで、記憶に残りやすくなります。
ストレスのメカニズムを学ぶ際は、自分自身の経験や職場の事例に当てはめて考えると良いでしょう。
理解しようとすると時間はかかりますが、その後の暗記がとてもしやすくなるので、効率が良いと思っています。
また、理解していることで実際に職場に活用することができるのではないでしょうか。
6. モチベーションの維持
長期間の学習では、モチベーションの維持が課題となります。
以下の方法を試してみてください。
・目標を可視化する: スケジュールや進捗を手帳やアプリで管理。
・小さな達成感を得る: 1章終わるごとにご褒美を設定する。
・学習仲間を見つける: 勉強会やSNSを活用して情報交換をする。
学習仲間に関して言えば、ちょうど一緒に管理職として働いていた先輩と一緒に受験できたのはよかったです。
問題を出し合ったり、受験まで切磋琢磨できたのは大きかったです。
まとめ
メンタルヘルス・マネジメント検定は、正しい学習方法と継続的な努力があれば、初心者でも合格可能です。
公式テキストや過去問をフル活用し、実践的な理解を深めながら計画的に学習を進めましょう。試験合格を目指して、ぜひ一歩ずつ取り組んでみてください。
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