転職を考えたとき、多くの人が最初にやることのひとつが「転職エージェントへの登録」だ。
私も転職活動中にエージェントを活用した。使いこなせたときは本当に助かったが、最初は担当者との関係に悩むこともあった。
今回は、転職エージェントを賢く使うための実践的な視点を書いてみる。
転職エージェントの仕組みを理解する
まず基本的な仕組みを押さえておく。
転職エージェントは、求職者が転職すると採用企業から「紹介手数料」を受け取るビジネスモデルだ。つまり、あなたが転職を成功させることが担当者の収益につながる。
これは決して悪いことではないが、「担当者は必ずしも完全にあなたの味方ではない」という視点を持っておくことは大切だ。早期に転職させることや、手数料の高い求人への誘導が働くことがある。
良い担当者の見極め方
担当者の質は、エージェント会社よりも「個人の力量」に左右される部分が大きい。
良い担当者の特徴は以下のようなものだ。
・「今すぐ転職しましょう」と急かさない
・希望条件を変えるよう強引に誘導しない
・求人の「デメリット」も正直に話してくれる
・連絡が迅速で丁寧
・面接後のフィードバックが具体的
逆に、初回面談から「この求人どうですか?」と次々に案件を送ってくるだけの担当者は要注意だ。
担当者変更は「権利」として使う
合わないと感じた担当者は、変更をお願いしていい。
「担当者を変えるのは失礼じゃないか」と思う人もいるが、エージェントにとっても「合わないまま続ける」より「別の担当者で成功する」方が良い結果になる。
「自分の希望をうまく汲み取ってもらえていない気がする」と素直に伝えれば、多くのエージェントは対応してくれる。
複数エージェントを並行して使う
エージェントを1社に絞る必要はない。2〜3社に登録して、担当者の質や求人の幅を比較するのが賢い使い方だ。
同じ求人でも、エージェントによって提示される条件が違うことがある。また「このエージェントでは紹介されなかった求人」が別のエージェントにあることも多い。
ただし、同じ求人に複数エージェント経由で応募するのはNGだ。企業側に「二重応募」と見なされる可能性があるので注意する。
最終判断は「自分でする」
転職エージェントはあくまで「ツール」だ。最終的な判断は自分でする。
「担当者が良い求人だと言ったから」という理由で転職先を決めると、入職後に後悔することがある。
エージェントの情報を参考にしながら、自分が職場見学で感じた印象や、自分自身の軸と照らし合わせて判断することが、転職成功の最後の鍵だ。
※この記事は個人の経験と見解に基づくものです。転職エージェントの特徴はサービスによって異なります。