「スマホ依存」が管理職の思考力を下げている——デジタルデトックスの始め方

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気がつくと、またスマホを見ていた。

SNS、ニュース、職場のメッセージ——「ちょっと確認するだけ」が30分になっている。寝る前もスマホを触っている。朝起きてすぐスマホを確認する。

スマホの使い方と、仕事のパフォーマンスは関係ない——そう思っている人もいるかもしれない。でも私は、スマホとの距離を変えてから、思考の質が変わった実感がある。

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「常に繋がっている状態」のコスト

スマホの通知が来るたびに、脳は「確認する」という行動に注意を向ける。これは小さなことに見えるが、繰り返されると「集中の断片化」が起きる。

研究によれば、集中が途切れた後に同じ集中状態に戻るまで、平均20分以上かかるとされている。一日に何度も通知に反応していると、実質的に「深く考える時間」がほとんど取れない状態になる。

管理職の仕事で最も重要な「判断・思考・コミュニケーション」は、集中した状態で行われてこそ質が上がる。スマホの通知は、その質を静かに下げている。

「スマホを見すぎている」サイン

以下のうち2〜3個当てはまるなら、スマホとの距離を見直す余地がある。

・スマホを手元に置かないと落ち着かない
・何の通知もないのに確認してしまう
・食事中や会話中にスマホが気になる
・寝る前30分以内にスマホを見ている
・スマホを見た後「なんか疲れた」と感じる

すぐできるデジタルデトックス3つ

1. 就寝1時間前に「スマホを別の部屋に置く」
充電器を寝室の外に置く。スマホが届かない場所にあれば、無意識に手が伸びることがなくなる。最初は慣れないが、1週間続くと睡眠の質が変わる人が多い。

2. 通知を「必要なもの以外オフ」にする
SNS、ニュースアプリ、ゲームなど「見たときに見ればいいもの」の通知をオフにする。緊急連絡(電話・特定のメッセージ)以外の通知を減らすだけで、スマホを触る頻度が下がる。

3. 「スマホフリータイム」を一日30分作る
食事の時間、散歩の時間、入浴の時間——どれか一つをスマホなしで過ごす。その時間を「ただある」ことで、思考が整理されていく感覚がある。

「退屈」を取り戻すこと

スマホを持つ前の時代、「退屈な時間」があった。何もしないで考える時間。ぼーっとする時間。

その時間に、創造的なアイデアや気づきが生まれることがある。「退屈」は脳のデフォルトモード(休息・整理のモード)が働く時間だ。スマホがその時間を奪っている。

「退屈を取り戻す」ことが、管理職の思考力を回復させる。


※この記事は個人の経験と見解に基づくものです。

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