「本を読みたい」と思いながら、積読が増えていく。
管理職になってから、読書の時間が減った。疲れていると「本を読む気力がない」。スマホを触っているうちに就寝時間になる。休日に読もうと思っても、家のことや家族との時間でなくなる。
でも読書が「仕事のヒント」「メンタルの安定」「新しい視点の獲得」に役立っていることを、実感している人も多い。続けられる形を作ることが鍵だ。
「まとまった時間」を待たない
「1時間くらいゆっくり読む時間ができたら」と思って待っていると、いつまでも読めない。
発想を変える。「5分あれば読む」にする。通勤の電車内、昼休みの最後の5分、トイレの時間——こういった隙間時間に少しずつ読む。
5分では読み終わらない。でも5分を30日続ければ150分。それだけで薄い本なら一冊読める。「量より頻度」が読書習慣には効く。
電子書籍・オーディオブックを活用する
「紙の本じゃないとダメ」というこだわりを手放すと、読める場面が広がる。
電子書籍はスマホ一台で読めるため、本を持ち歩く必要がない。通勤中、昼休み、どこでも開ける。
オーディオブック(本の朗読サービス)は、「目を使えない場面」で活用できる。運転中、料理中、散歩中——耳で聴くことで、「読書の時間」を日常の行動と組み合わせられる。私は通勤の徒歩中にオーディオブックを聴く習慣が、最も続きやすかった。
「読む本」の選び方を変える
「ためになる本を読まなければ」という義務感が、読書を重く感じさせることがある。
ためになる本ばかり読もうとすると、疲れているときに読む気になれない。「面白いから読む」「気になったから読む」という動機の本を混ぜることで、読書自体が「楽しみ」になる。
小説、エッセイ、漫画——「これは読書じゃない」と線を引かなくていい。文字に触れること、物語に入り込む時間——それ自体が管理職にとっての「別世界への逃避」という回復の機能を持っている。
「読んだことをメモする」と学びが定着する
読んだ内容を一行だけメモする習慣が、読書の価値を高める。「この一言が刺さった」「この考え方は試したい」——全部まとめる必要はない。一行だけでいい。
時間が経ってから読み返すと「そうだった、こういうことを考えていたんだ」という気づきが生まれる。それが読書を「一時的な消費」ではなく「積み重ね」にする。
※この記事は個人の経験と見解に基づくものです。