職場には、必ずと言っていいほど「めんどくさい人」がいる。
何度も同じことを確認してくる人、自分の話しかしない人、些細なことで感情的になる人——こういった人への対応は、やり方を知っているかどうかで消耗度がまったく違う。
タイプ別に対処法を整理してみたい。
①確認魔・心配性タイプ
「あれ、大丈夫ですよね?」「もう一回確認させてください」を繰り返す人。
このタイプは「不安が強い」のが根本だ。対処法は「先手で情報を提供する」こと。こちらから「〇〇は済んでいます。〇〇は明日対応します」と状況を先に共有すると、確認の頻度が減ることがある。
また「いつまでに確認するか」を事前に約束することで、無秩序な確認攻撃を防ぎやすくなる。
②自己中心・話を奪うタイプ
何でも「自分の話」に変えてしまう人。相談しても気づけば相手の自慢話や体験談に変わっている。
対処法は「目的を明確にして話す」こと。「〇〇についてアドバイスをいただきたいのですが」と最初に目的を言う。話が逸れたら「それに関連して聞きたいのですが」と戻す。
このタイプに深入りすると消耗する。業務上必要な情報だけ取れれば十分、という割り切りも大切だ。
③感情的・気分屋タイプ
機嫌によって対応がまったく変わる人。話しかけるタイミングによって天国と地獄がある。
対処法は「機嫌の良いタイミングを選ぶ」こと。午後より午前、何かうまくいった直後、昼食後など。「機嫌を読む」スキルが必要で疲れるが、うまく使うと摩擦が減る。
感情的な状態のときは「今日はここまで」と一旦引き下がる勇気も必要だ。
④批判・否定ばかりするタイプ
何を言っても「でも」「それは違う」と返してくる人。提案や意見が毎回つぶされる。
対処法は「相手の意見を先に聞く」こと。「〇〇さんはどうしたらいいと思いますか?」と先に聞くと、批判ではなく提案モードになりやすい。
また「教えてください」というスタンスで接すると、批判ではなくアドバイスとして話してくれるようになることもある。
どのタイプにも共通する「エネルギー管理」
めんどくさい人への対処に共通するのは「消耗量を管理する」ことだ。
「この人への対応は一日〇分まで」「感情的な反応には乗らない」という線を引く。全力で対応しなくていい。業務が回る最低限の関係を維持することに集中する。
めんどくさい人を変えようとするのは疲れる。自分の対応をコントロールする方が、はるかに現実的だ。
※この記事は個人の経験と見解に基づくものです。職場環境によって状況は異なります。