「昼休み、一人でいたい」と思うことがある。
でも管理職として、休憩室でスタッフと一緒にいた方がいいのだろうか、という迷いもある。距離を感じさせてしまわないか。孤立していると思われないか。
これは結論から言うと、「一人で休みたいときは、一人で休んでいい」と私は思っている。ただ、そこには少し工夫が必要だった。
管理職が「回復できる休憩」を必要とする理由
管理職の仕事は、ほぼすべてが「対人」だ。スタッフへの指示、患者・利用者への対応、上司への報告、他部門との調整——人と関わり続けることが仕事の本質だ。
そういう仕事をしていると、昼休みに「誰とも話さない時間」が必要な人がいる。特に内向的な性格の人は、人との関わりでエネルギーを使い、一人の時間で回復する。
これは性格の問題であり、「コミュニケーションが苦手」とは違う。休憩時間に回復できないと、午後のパフォーマンスが落ちる。それはチームにとっても損失だ。
「一人でいる」ことが孤立に見えない工夫
昼休みを一人で過ごすこと自体は問題ない。ただ、それが「スタッフと壁を作っている」という印象につながらないようにすることは、管理職として意識した方がいい。
私がやっていることは、「一人でいる理由を自然に説明する」ことだ。「今日は少し頭を整理したいので一人でいます」「外で気分転換してきます」——説明することで「避けている」ではなく「意図がある」と伝わる。
また、昼休みは一人でも、朝の短い時間に「今日もよろしく」と声をかけるなど、別の場面でのコミュニケーションで補う。休憩時間だけが関係の場ではない。
「一緒に食べる」が苦痛になっているなら
スタッフと一緒に昼食を取ることが「気を使って疲れる」という感覚になっているなら、それはサインかもしれない。
本来、一緒に食事をすることで生まれる自然なコミュニケーションは、チームのつながりを作る良い機会だ。それが苦痛に感じるとしたら、今の自分が「人と関わる余裕がないほど消耗している」状態ではないかを、確認してほしい。
休憩は「義務」ではなく「権利」
休憩をどう過ごすかは、自分が決めていい。一人でいても、人といても、外に出ても、本を読んでも——回復できる方法を自分で選ぶ権利がある。
管理職だからといって、休憩時間まで「職場の空気のために動く」必要はない。回復して午後の仕事に向かう。それが最大のチームへの貢献だ。
「一人でいたい」という感覚は、自己中心的ではない。自分を保つための、正当なニーズだ。
※この記事は個人の経験と見解に基づくものです。